ワゴンはキッチン収納に欠かせないアイテムですが、それをうまく活用できていないケースも見受けられます。
特にキャスター付きのタイプは、利点を活かせてない人が多いです。
いろいろな方法で使えますが、特に便利なのは以下に挙げる5点です。
まずはそれらを意識して改善するところから始めましょう。
1点目は大きなキッチンにおいて、場所を簡単に移動させることです。
注文住宅などの場合、驚くほど広いキッチンを設けているケースがよくあります。
広々としたスペースで料理をすることは、理想的な生活スタイルの一つです。
とはいえ、スペースが広すぎると、ワゴンまで皿などを取りにいくのは面倒です。
調理スペースと2m以上離れているだけでも、往復に使う体力は相当なものになります。
もちろん1度だけなら簡単ですが、毎日使う場所となると話は別です。
年間を通して数キロを歩いていることになりかねません。
そのような移動の無駄を削減できることは大きなメリットです。
2点目は狭いキッチンにおいて、容易に配置の調整を実施できることです。
上記とは逆のケースなので、わざわざ位置を変える意味はないと思う人もいるでしょう。
手を伸ばせば届く位置にあるなら、さらに近づける意味はありません。
そうではなく、少しでもスペースを広く使うための工夫が可能です。
ワゴンの位置を変更することで、他のものをうまく配置できるケースがよくあります。
他のレイアウトをすべて決めてから、空いたスペースに置くという方針でも大丈夫です。
冷蔵庫などの設備を先に置いた方がレイアウトしやすい場合もあります。
いずれにせよ、位置関係に関して融通が利きやすくなるということです。
3点目はダイニングに移動させることであり、これによって食事の利便性が増します。
皿が追加で必要になっても、わざわざ台所まで取りにいく必要がありません。
調味料に関しても同様であり、自由に選んですぐ手に取れます。
鍋をするときに、ポン酢とゴマだれなど多くの種類を、テーブルに陳列させることも容易です。
利便性が高いことも勿論ですが、飲食店に来ているような気分になり、食事の楽しさをアップせることも可能です。
皿や調味料をはじめとして、必要になりそうなものを収納しておくと良いでしょう。
自分以外も使うので、把握しやすいようにセットする必要があります。
使いながらブラッシュアップしていくの得策です。
4点目はテーブルの追加スペースとして利用することです。
これはワゴンの形状や高さにもよありますが、上部が平らになっているタイプは、臨時のテーブルとしても使えます。
本来のテーブルに接するように配置すれば、置き切れないものを配置できるスペースになります。
手巻き寿司のように、多くの皿を載せる必要があるときなどに便利です。
普段は十分な広さがあるテーブルでも、親族や友人が訪れると手狭になってしまいます。
そういう状況を克服できるグッズとしても出番があります。
来訪者が多くなりそうなら、早めに持っておいて損はありません。
5点目は掃除における移動であり、キッチンを清潔に保つうえでポイントになります。
キャスターがあれば、移動時だけ他の場所に移すことも簡単です。
ワゴンの下は意外と汚れやすいので注意しましょう。
手を伸ばしても縦が窮屈で奥まで綺麗にできない場合があります。
移動させればそのような悩みは即座に解消です。
そして、これはワゴンの中身を清潔に維持することにもつながります。
なぜなら、広い場所に移動させた方がしっかり手入れできるからです。
狭い場所だと、引き出しを最大限に引くのが難しいことも珍しくありません。
十分なスペースがあるところに移せば、引き出しの奥が見えるまで手間に出せます。