リビングにあえてソファを置かないメリットは多く、やはりスペースが広くなって家具のレイアウトの自由度が増すことに魅力があるといえます。
空間が広々とする上に圧迫感が減りますし、動線が確保しやすくなるので、それこそ足の小指をぶつけて痛い思いをすることもなくなります。
ソファなしのリビングは、最初こそ違和感を覚えるでしょうが、慣れてくると悪くないと感じるようになるはずです。
掃除の際には掃除機やワイパーの邪魔になりませんし、ぶつけてソファを傷つけたり、ダメージを与えてしまう心配もないです。
ソファ1個分のスペースが開く分、代わりに他の家具を設置できる余裕が生まれます。
勿論、スペースをそのまま活用するのもありですし、何を置くかイメージして考える楽しみもあります。
ソファなしを選択すると、必然的に座るのは床かソファ以外の椅子となります。
移動できる一人掛けの椅子を用意しておけば、座る時だけ出して腰掛けることが可能です。
これならスペースの自由度を損ねずに済みますし、床に座らなくてはいけない不便さが解消します。
床スペースの広さは、特に小さい子供を広々と遊ばせたいと考えている人にとって魅力的でしょう。
つまりリビングに遊び場を設けることができるので、キッチンから子供を見守りつつ調理するといったことが可能になります。
ソファがあると視界に入って気になったり、視界が部分的に遮られるといったことがあります。
しかし、ソファなしなら奥の壁付近にテレビを設置しても、視界を遮られることなく反対側の位置から見ることができます。
ソファありだと隠れて見えなくなってしまうような位置にも、テレビを置ける選択肢が生まれるので、レイアウトの自由度がアップするのは明らかにソファなしのメリットです。
限られたスペースのワンルームに一人暮らしの場合は、ベッドをソファ代わりに使えば、スペースが広くなって有効活用が実現します。
掃除機は掛けやすいですし、ベッドの側面や壁が背もたれ代わりになるので、お手入れしやすくそれほど不便も感じないでしょう。
ソファを設置するとなると、レイアウトを決めて搬入経路する手間がありますし、スペースが埋まることで他の家具が設置できなくなる、デメリットも許容しなくてはいけなくなります。
それも退去時には搬出が必要な上に、引っ越しや処分についても考慮する必要が出てきます。
そう考えるとソファは実はかなり邪魔で、何かと扱いに困ることが分かります。
気軽に腰掛けることができたり、横になれるのもソファの良いところですが、それ以外のデメリットが大きいといえるでしょう。
逆にソファなしはメリットが豊富でいくつもデメリットがある手間からも解放され、おまけにリビングにレイアウトの自由が生まれるわけです。
ソファがなくなりリビングを広々と使えるようになったら、家具を壁際に寄せたり、動線を考えた移動スペースの確保をおすすめします。
設置場所の選択や組み合わせに難儀したり、あれを置くと今度はこっちが置けなくなる、そういう状況は明らかに家具の多過ぎかお部屋の広さに対してサイズが合っていないです。
家具の数を減らしたりサイズを見直すことによって、とてもレイアウトがしやすくなり、自由度の高さを実感することができるでしょう。
限られるお部屋の広さを少しでも広くしたいなら、背の低いいわゆるロータイプの家具に変更するのもおすすめです。
散らばりがちな小物は一箇所にまとめる、常に出しておく必要のないものは引き出しを用意してそこに入れる、これだけでもかなり広く見えます。
壁際のスペースに余裕がある場合は、大きな鏡を設置すると、擬似的ではありますがお部屋が広く感じられるようになります。
いずれにしても、お部屋を広々と使うには無駄なくスペースを使うことと、デッドスペースの有効活用が鍵を握るのは間違いないです。