若い世代の間では、個人の持ち家を持つ事が人気となっています。
以前は賃貸スタイルのマンションやアパートが人気でしたが、今では建売または注文住宅施工を駆使した戸建てとなっているほどです。
賃貸だと間取りや室内空間を自由に変更することができません。
そのため、家族の人数・ライフワークに見合った住まいにならないというデメリットもあったわけです。
その点個人所有の住居であれば、その限りではありません。
好きなようにレイアウトを楽しんで模様替えを実施できます。
幼いお子さんがいるご家庭だと、リビングは一種の子供部屋としても機能をするものでしょう。
ジャングルジムや知育玩具、さらんは備え付けのテレビにゲーム機を接続して長時間子供がその空間にいる場合がほとんどです。
キッチンから見える位置などで、お子さんの安全を確認しながら様子を見ていたいと思われる方も多いものです。
そこでここでは、子育て家庭にうれしい視線を遮らないリビングレイアウトをご紹介していきましょう。
専門会社に任せて新築時に施工をするのはもちろんのこと、建築後にDIYで工夫をして備える2パターンの事例を実例を交えてみていきます。
まず注文住宅施工で実施をすることを前提とする場合、大半の家庭でリビングは1階フロアの真ん中に設置をするものです。
平均的な4人家族であれば17畳ほどが理想で、デフォルトであれば真ん中に大黒柱を設けるのが基本となります。
背中越しにキッチンを用意してカウンターとなるデザインが主流ですが、この場合だとお料理の支度をしている間は子供の様子を確認することができず、若干危険が伴う恐れもあるでしょう。
そこで最初に間取りに確認をしてから、キッチンの位置を背後ではなく前方に向ける対面式を採用することです。
リビングレイアウトには大きくわけて3パターンがあり、背面・対面、そして分離タイプとなります。
このなかでもっとも開放的で視線を遮らないのが対面です。
つぎに大黒柱を取り除くリビングレイアウトを採用する実例を見ていきます。
施工法のなかにはツーバイフォーというものがあり、こちらは建物の四方に角材を設置して強度を高めるものです。
従来の校倉造りだと必ず真ん中に太い柱を備えますが、ツーバイフォーでは梁も存在しません。
広々とした空間・間取り数の確保を実現できることから、現在では多くのハウスメーカーが採用するに至りました。
建売だとハウスメーカー側の施工が最優先をされますが、注文住宅であれば施工主がお好きな方法を選ぶことが可能です。
あとはリビングレイアウトの要である家具の設置ですが、背丈の低い収納家具・ダイニングテーブルを積極的に購入をして設置をします。
テーブルに至っては、ソファーなどと組み合わせることで食卓になるものが最適です。
子供は床などに座って飲食をしたり、遊ぶことが多いものでです。
そのため、なるべく保護者は立った状態で観察ができるようにすることが大切になります。
DIYを用いたリビングレイアウトであれば、鏡を壁際に取り付けるのがおすすめです。
またカーテンやのれんは取り外して視界を遮らないようにすることも重要なポイントになります。
リビングレイアウトは住んでいる家族の年代、ライフスタイルによっていろいろなスタイルで用意をするのも忘れてはいけません。
たとえば、大きなお子さんがいて、よくキッチンで揚げ物などの料理をする際だと、分離方式のキッチンにするのも理想的です。
家具・家電を設置しているリビングに油汚れが飛び散る心配もないので、快適な環境となるでしょう。
背面方式だと集中して家事を進めることもでき、こちらを望む方も少なからずいるわけです。