一般的にキッチンは狭い空間でありながら収納が少ないのに、非常に多くのものが必要となります。
冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などの家電製品を始めとし、鍋やフライパンなどの調理器具もしまう必要があります。
家庭によってはさらやカトラリーなどの食器類に関しても、このスペースに置いている場合もあるでしょう。
こんなにもたくさんのものをきれいにしまっておくのはかなり至難の業といえます。
家に住む年数が増えれば増えるほど、その分ものも増えていきます。
しまうのが難しくなるのは仕方がないことと言えるでしょう。
溢れかえった物たちを整理するための手段の1つにキッチン収納リフォームが挙げられます。
これによりしまう場所を増やし確保することにもつながります。
全部で3つのものが挙げられますが、その1つに挙げられるものが床下収納を増設する方法です。
住居の床下にスペースを設けるものであり、床下は普段は見えない空間であり、この部分を活用することから、増設してもそれほど取り付けた空間を占領する事はありません。
家具でスペースを取られることもないため、非常に省スペースな活用方法と言えるでしょう。
蓋を取り外してしまっておくものや、扉のように蓋が開講するもの、様々な種類のものが存在しています。
スペースそのものに大きな違いはなく、蓋をどうやって開けるのか、また内部にどのように収めるのかなどの違いがある位なので、種類を選ぶ上で注意点はそれほど多くはありません。
とは言い注意点を押さえておく必要がありますが、それは床下にスペースがあるかどうかを確認する点です。
これは1番大きな問題であり、マンションであれば床下がコンクリートになっていることが多いため、設けられないケースもあります。
床そのものを上昇させて床下を作る手法も取りにくいため、床下にスペースがなければそもそも実現することはできません。
そして2つ目の方法には吊り戸棚を増設する方法が挙げられます。
天井付近にデッドスペースがあることも多いですが、この付近を有効活用できる魅力的な方法と言えるでしょう。
その他のキッチン収納リフォームと比べた場合には、後付けするのが簡単と言うメリットがあります。
しかし設置する際には様々な注意点があるのが実情です。
吊り戸棚を取り付ける場合には、取り付け位置が何よりも重要です。
位置が低すぎると頭をぶつける可能性もあり、空間に圧迫感を与える可能性も考えられます。
反対に位置が高すぎても使う際には踏み台が必要になったり、使いにくくなり結局は使わなくなってしまったというリスクも生じます。
よく使う人に合わせた上で、取り付け位置をよく検討する必要があります。
そして耐荷重量や何をしまっておくのかの把握も大切です。
しまうアイテムにより、吊り戸棚の許容範囲を超える可能性も考えられます。
どれぐらいの重さまでに耐えられるのか、どのくらいのスペースが必要なのかをしっかりと把握しておくことが、失敗しないためのポイントです。
そして3つ目には背面収納を増設する方法が挙げられます。
対面キッチンの後ろ側の壁を利用したスペースのことを指しています。
壁一面をスペースに変えることができるため、大きなスペースを作り出せることが魅力です。
素材感や調理家電のディスプレイ性も異なるため、選び方によりインテリアとしても優秀なアイテムになります。
特にキッチンを自分好みのおしゃれな空間にしたいと考えている人にはオススメと言えるでしょう。
その際の注意点としては、まずはスペースがあるかどうかの確認です。
それなりに大きなスペースとなるため、作り出せるかどうかは大きなカギを握っています。
奥行きの深いものであれば、キッチン空間を圧迫することにもなるため、出来る限り奥行きの浅いものを選ぶことが大切です。
その他にも扉の開閉や棚の可変性なども気をつけなければならず、扉覗いているものの場合には、扉を開閉するスペースが必要です。
導入したけれども扉を開けるスペースがなくて全開にできないという失敗はよくあるケースであるため、十分に注意しましょう。